■電離度
・溶解した電解質の量に対する電離した電解質の割合。

■強酸・弱酸
・同じモル濃度で電離度が1に近い酸や塩基を強酸、強塩基、1よりも極端に小さい酸や塩基を弱酸、弱塩基という。

■濃度と電離度
・弱酸、弱塩基では濃度が小さくなるほど電離度は大きくなる。
(濃度が大きくなると、電離度はαは0に近づく。)
★理由
・水で薄められるほど(平衡定数の分母のVが大きくなる)⇒平衡定数は温度一定で変化しないので分子が大きくならなければならない。∴電離する方向へ移動する。

■完全電離
・高校では、1mol/L以下の濃度では、強酸、強塩基の電離度は1(完全電離)としている。

■電解質
・水に溶けてイオンに分かれる物質。

■強電解質
・電解質のうち、ほぼ完全に電離する物質。

■弱電解質
・電解質のうち、一部だけしか電離しない物質。

■間違えやすい中和の化学反応式
@硝酸とアンモニア
・HNO3 +NH3 →NH4NO3
A炭酸ナトリウムと塩酸
・Na2CO3+2HCl→2NaCl+H2O+CO2
B二酸化炭素と水酸化ナトリウム
・CO2+2NaOH→Na2CO3+H2