■ヘスの法則
・反応熱は反応物と生成物の化学エネルギーの差であり、反応経路によらない

■反応エネルギー
・くっついている状態はエネルギーが低く安定な状態。

・バラバラに分かれて孤独な状態はエネルギーが高く不安定な状態。人間と同じ。

■吸熱
・結合を切るためにはエネルギーが必要なので吸熱。

■溶解熱の例
・揉むと冷える冷却材は揉むと内袋が破れて、水が出てきて、硝酸アンモニウム(固体)が水に溶解して熱を吸い込む。(吸熱反応)そのため冷えるという仕組み。

・ヒモを引くとあったかくなる駅弁は、生石灰(酸化カルシウム)が水に溶解し熱を発生(発熱反応)するために、あたたかくなるという仕組み。

■反応熱の式
・反応熱=Σ(右辺の生成熱)−Σ(左辺の生成熱)
・反応熱=Σ(右辺の結合エネルギー)−Σ(左辺の結合エネルギー)

■熱化学方程式と化学反応式との違い
@熱化学方程式は=、化学反応式は →
A熱化学方程式は右辺に 1molあたり の熱量を書く。
B熱化学方程式は 物質の三態 を明確にする。

■生成熱
@生成熱の6割は発熱、4割が吸熱。不安定なもの(二重結合、三重結合をもつ化合物、一酸化窒素、二酸化窒素など)は吸熱となる。
A単体の生成熱は 0kJ とする。
B1molの化合物を、その成分元素の(標準状態(25℃、1atm)で安定な) 単体 から作る時の反応熱。

■標準状態
・標準状態は25℃、1atmとなっているが、なぜ25℃なのか?
★理由
・0℃だと水が固体と液体の平衡状態にあり区別しにくいから。

■結合エネルギー
・共有結合1mol分を完全に切るのに必要とするエネルギー。