オゾン
@酸素の同素体。
A湿ったヨウ化カリウムデンプン紙を青変させる。
B淡青色、特異臭。
C酸素に紫外線を照射すると生成。
D酸素の中で放電すると生成。

■硫黄の覚えかたのポイント
・硫黄は単体、水素化物(硫化水素)、酸化物(二酸化硫黄)、オキソ酸(硝酸)と覚える。

■硫黄の単体
@斜方硫黄、単斜硫黄、ゴム状硫黄の3つの同素体ある。
A斜方硫黄、単斜硫黄の分子式はS8で違いは結晶の構造。ゴム状硫黄は分子式が決まっていない無定形硫黄(結晶構造がつくれなくぶよぶよしている。)
B3つとも大気中で燃やすと 二酸化硫黄(SO2) になる。

■同素体の製法
・斜方硫黄…硫黄を二硫化炭素に溶解させて析出。
・単斜硫黄…斜方硫黄を約120℃加熱し冷却。
・ゴム状硫黄…斜方硫黄を約250℃加熱し冷却。 空気中に放置するとしだいに斜方硫黄になる。

硫黄と天然ゴム
・少量の硫黄を天然ゴムに加えて加熱するとゴムの弾性、耐久性が増す。=加硫
☆理由
・ゴムの分子間に架橋構造が形成されるから。

■硫化水素(H2S)の製法
・硫化鉄(U)に強酸を作用。

■硫化水素の性質
@無色・腐乱臭の気体。※温泉の臭いは硫黄の単体の臭いではなくて 硫化水素(H2S) の臭い。
A水溶液は弱酸性。
B還元性をもつ。
C種々の金属イオンと硫化物の沈殿を生成。

■二酸化硫黄(SO2)の製法
@亜硫酸ナトリウムに希硫酸を作用(酸・塩基反応)
A銅に濃硫酸を作用(酸化還元反応)
☆実際は硫黄を含んだ化合物や単体を燃やすとできてしまう。
☆実験室での製法、硫化水素は1つ、二酸化硫黄は2つ覚える。

■二酸化硫黄の性質
@無色、刺激臭の気体。
A水溶液は弱酸性。
B99%還元剤となる。
C硫化水素に対してのみ酸化剤となる。

■硫化水素と二酸化硫黄の比較
☆H2SとSO2の性質は比較しておさえる。
@両方とも水溶液は弱酸性。
A両方とも還元性を持つが、SO2だけ硫化水素に対してのみ酸化剤となる。
Bお互いの水溶液に通すと水に難溶の硫黄が生成。
C硫化水素のみ、種々の金属イオンと硫化物の沈殿を生成。

■硫酸の製法
□接触法(工業的製法)
@2SO2+O2→2SO3+QkJ
☆三酸化硫黄は活性化エネルギーが大きく、二酸化硫黄に酸素を反応させてもできにくい。そのため触媒の五酸化バナジウムを用い、さらに高温・高圧にする。しかし、温度を上げすぎても、吸熱反応なので逆反応が起こってしまう。よって、反応速度も考慮し、200℃〜600℃くらいにする。
A生成した三酸化硫黄に濃硫酸を吸収させて発煙硫酸とする。
☆単に三酸化硫黄に水を混ぜても、水和したりして溶けにくい。
B発煙硫酸に希硫酸を加え、濃硫酸とする。

■濃硫酸の性質
@吸湿性。
A脱水性。
☆脱水は水のないところから水分子を作る。乾燥はすでに存在している水分子を吸収すること。
どちらも硫酸は水との親和性が高いことから起こる性質。
B不揮発性の液体。(沸点は300℃以上)
C酸化力が強い。
☆熱濃硫酸のみ。
D溶解熱が大きい。
☆他にも触媒作用ある。粘性がある。液体としては密度が大きい。

□希硫酸
@強酸性。(2価の酸)

■ウミウシ
・ウミウシは自分を防御するために硫酸を分泌する。